奈良県公立高校入試の調査書点
高校受験の中で重要とされる調査書点...
よく学校やご家庭で言われる「内申点」と、大きく関わりのあるものです。
目次
➡ 奈良県公立高校の入学者選抜方法
➡ 配点
➡ 調査書点
奈良県公立高校の入学者選抜方法
特色選抜と一般選抜
専門学科を中心に、特色選抜が実施されます。専門学科とは、商業科・工業科・外国語科・理数科・スポーツ科など、専門的に学ぶことができる学科のことです。
一方、普通科を中心に一般選抜が実施されます。
特色選抜・一般選抜ともに専願(合格の場合、その受験した学校の学科に進学が前提)となります。
特色選抜が先に行われますが、合格すれば一般選抜には出願することができません。
なので第1志望が一般選抜での場合は、先に特色選抜を受けて合格を確保し、一般選抜を受けるということは出来ません!
しかし、特色選抜を受験し、不合格となった場合は、一般選抜の高校を受験することは出来ます。
配点
特色選抜
・学力検査は5教科のうち3教科を指定する学校が多い。ほとんどの学校は英・数・国の3科目。
・独自問題、面接、実技など独自検査をもうけている。
・調査書点は、15点満点×9教科=135点満点での設定が多いが、加重配点する学校もある。
以上の3つの合計点から、判定される。
※各学校、学科により、配点が異なる場合があるので、詳細は奈良県教育委員会のホームページをご覧ください。
一般選抜
・学力検査は、50点満点×5教科=250点満点での設定がほとんど。加重配点する学校もある。
・調査書点は、15点満点×9教科=135点満点での設定がほとんど。加重配点する学校もある。
ほとんどの学校が学力検査と調査書点の合計点で、判定される。
調査書点
調査書点のベースとなるのは、中学校での通知表(内申書)の評定の点数です。
評定とは、通知表などの中で1~5や1~10などで評価されている数値のことを指します。
9教科あるので、例えば3年生1学期の評定がオール5であれば、5×9教科で45点になります。
奈良県公立高校入試では、1年生での評定は調査書点に入らず、2年生時の年間での評定と、3年生の1学期、3年生の2学期での5段階評定をもとに、各教科とも、2年生と3年生の成績が1:2の割合で計算されます。各教科15点満点、9教科合計で135点満点となります。
その他、評定以外にも学校内外での活動を評価し、判定の基準に加える場合もあります。
上記のように、他府県に比べると、入試のシステムはわかりやすく作られています。
日頃の中学校での頑張りと、本番での勝負強さが必要となりますが、とにかく努力を続けるのみです。
学志塾
2016年5月、奈良県奈良市の西大寺に学志塾西大寺校が開校。
小学生・中学生・高校生が対象の、個別・集団指導の学習塾です。
翌2017年5月に学園前校を開校。
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